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✥ 太宰治『 女生徒 』✥

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「本能」という
コトバに突き当たると
泣いてみたくなる。

本能の大きさで、
気が狂いそうになる

どうしたらよいのだろうか
大きな大きなものが、
がばと頭から被さって来て
わたしを引きずりまわす。

引きずられながら、

満足している気持ちと、
悲しい気持ちで眺めている
別の感情と。

過ぎてしまえば、
その時には、
ずいぶんと、
気持ちを打ったものがあった筈なのに
何も無かったのと全くおなじだ。

いま、という
瞬間は、
いま、いま、いま、と、
指でおさえているうちに
とおくへ飛び去って

あたらしい「今」が来ている。

わたしは
すこし幸福すぎるのかもしれない。

太宰治

『 女生徒 』35ページ 角川文庫F_iLdKbWsAAliqK (2)

fumi(*Ü*)ノ23♡

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